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2019.02.27

スタディーグループ赤坂会

2月3日(日)東京国際フォーラムで行われた赤坂会例会に参加してまいりました。
基調講演は寺内吉継先生による根管治療についてのご講演でした。

現在の根管治療(歯内治療:主に歯の根の神経の治療)は私の学生時代に習った根管治療とは大きく変化しています。
特に、当時は一般的ではなかった歯科用CT、マイクロスコープ、ニッケルチタンファイルという歯科機器が
我々一般開業医にも浸透してきていることがその要因と言えるでしょう。
また、近年はMTAセメントという神経を取らずに保存するための薬剤が出現したことで、
確実性のある、また、より低侵襲な治療を行えるようになっってきました。

当院でもこれらを用いて治療を行っております。

さて、寺内先生の講演ですがウィットに富んだ非常に楽しい講演でした。
世界中で講演をしているだけあり、最新の情報と世界の動向を踏まえた、大変考えさせられる内容でした。

私のように保険でコンポジットを使っての隔壁、ラバーダム装着、マイクロエンドをしていると
治療時間や必要経費との整合性が取れず、日々、ジレンマを抱えながら・・・という状態です。

なかなか解決できない問題ですが、多くの歯を救っていくためには保険診療でこのような治療を
する歯医者がいても良いのかな??
と自分に言い聞かせて頑張ります!